2ヶ月で偏差値40→70弱まで成長した生徒の話②:偏差値が伸びない理由を確かめる
前回記事
2ヶ月で偏差値40→70弱まで成長した生徒の話①:努力しているのに偏差値が伸びない…
http://gyakuten-navi.hatenablog.com/entry/2014/09/02/142710
浪人生活の開始
彼は結局大東亜帝国の某大学に合格しましたが、結果に納得出来ず浪人する事となりました。
私は「彼がここまで努力して実力が伸びないのは確実に講師の教え方が悪いからだ」という疑問を確信に近い程抱いていたため、浪人決定後、塾長に自分に彼の英語担当を申し出ました。
OKが出て、正式に私が英語の担当をする事となりました。
何故偏差値が伸びないのか? - 大手予備校の弱点
「何故あなたは偏差値が伸びないのか?」
この疑問に明確に答えを出せない。
これが既存の塾・予備校の最大の問題点であると考えています。
ほぼ全てと言っていい程の予備校は全員に同一のテキストを渡し、毎回同一の講義内容を進めていきます。
しかしながら、実際に生徒が躓いている部分は様々です。
まあまあ点数が採れている生徒が、実は深く深く原因を掘り下げると、中学英語文法の勘違い/理解不足が原因でずっと伸び悩んでいた…なんて事はザラにあります。
本当に。
彼も例外ではなく、
- 勉強量は多いのでネクステージは結構解いてきた
- 結果ある程度の知識は身についたが、実際は中学英語で理解不足な点があった
- それにより、理解不足だがなんとなく…で問題を解いていたために応用が効かず、偏差値が伸び悩んでいた
という状態でした。
私は必ず最初に中学英語のまとめテストを解かせるのですが、それで「ここが理解出来ていないのでは?」と目星をつけ、その後質問をしながら理解力を確認し、この点に気付きました。
弱点を知らずに勉強を続ける事は本当に危険
幸い、中学英語はそこまで難しい訳ではないので、弱点があっても短期間で方向修正可能です。
彼は一週間弱で
- 学習
- 理解
- 定着
まで全て終了させられましたね。 逆転合格ナビとは( http://gyakuten-navi.hatenablog.com/entry/2014/09/01/191914 )の記事でも言っていますが、逆転合格に絶対必要なのは「自分を知る事」。
地図を開いて山を登る時と同様で、到着地点を見る事も大事ですが、まずは自分の位置がどこなのかを把握しする事が大事。
本当は良い講師に弱点がどこなのかチェックしてもらうのが良いです。
ですが、都合によりそういう講師がいない学生もいると思います。
そういう学生の、一人で具体的に弱点を把握する方法はまた次回にでもお話します。